MIFA2024東京都出展報告
2024年6月11日から14日まで、東京都はフランス・アヌシーにて
都内アニメーション製作・制作会社を対象として、MIFA2024への出展支援を実施いたしました。
東京都では、出展に当たり各出展者へ様々な方面から力強く支援を行いました。
詳細は下記をご覧下さい。
ブース出展・商談
MIFA2024には、2023年度東京アニメピッチグランプリ受賞者の4社が、MIFA出展支援対象者として東京都ブースに出展し商談を行いました。
東京都ブースでは、各社の作品・企画の映像を流したり、作品ビジュアルを掲載したノベルティ等を配布することで、多くの来場者に都内アニメーション制作会社等の魅力をアピールしました。
商談では、事前にアレンジを行った相手先のみならず、飛び込みの商談も数多く行われました。各社に専任の通訳を配置することで、スムーズな商談を支援しました。
各社は会期中にマッチングした相手先と帰国後も継続して話を進めています。
ピッチイベント
6月12日に、インペリアルパレス・ホテルにて、MIFA公式プログラムである「Partners Pitches」で東京ピッチセッションを開催しました。各社、英語でプレゼンテーション(ピッチ)を行いつつ、工夫を凝らした演出で大変印象深いピッチ発表となり、会場一体となって盛り上がりました。
100名近い来場者は、最後までピッチ発表に熱心に耳を傾けており、ピッチ発表終了後には、質疑応答も活発に行われました。その後、出展者と来場者との名刺交換等も行われ、本ピッチセッションをきっかけに東京都ブースを訪れる来場者も見られ、大盛況のうちに終了いたしました。
出展者は、ピッチセッションに向けて、4月から本事業の事前教育プログラムのピッチ・レッスンやセミナーを受講し、ピッチの組み立て方、発表時のジェスチャーや声のトーンなど研究を重ねてピッチを完成させました。
MIFA2024出展者からのコメント
最後に、今回の出展者からいただいた感想の一部をご紹介いたします。
実際に現地出展を行い世界の様々な地域から来場した海外企業と会って話をしたことにより、多くの学びがあったことが窺われます。
- 商談相手先が日本のアニメをとてもリスペクトしてくれていると感じました
- ピッチや商談をする中で自社作品をより多くアピールでき、それによって新たな商談申し込みにも繋がりました
- 海外企業との商談の仕方や金額の相場感など実際に現地で話をしてみて学んだことが多かったです
- 多くの商談を行うことで、海外の企業がどういう作品を求めているのかなどの市場調査をすることが出来ました
- 他の東京都出展者の方達との交流の中でも学ぶことが多くありました
- 円安の影響などもあり、海外の出資者と仕事をするのは日本の企業にとって大きな利益になりそうだと改めて思いました
2024年2月のピッチグランプリへの挑戦を経て、MIFAというグローバル市場へ踏み出した出展企業各社に対して、本事業では引き続きMIFAでの多くの出会いを生かすべくフォローアップを行ってまいります。
MIFA2024東京都出展概要
見本市の名称 | Marché international du film d'animation(MIFA) |
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開催期間 | 2024年6月11日~14日 |
開催場所 | Impérial Palace(フランス、オート=サヴォワ県アヌシー) |
MIFAとは | アヌシー国際アニメーション映画祭に併催する世界最大規模のアニメーション見本市です。世界各国・地域のアニメ・ビジネス関係者が参加し、作品売買、対内外投資、共同製作等様々なアニメーションビジネスの機会を創出しています。 主催者側の発表によると、2024年のブース出展社数は1,100社、MIFA参加者数は世界103ヵ国・地域から約6,500名となり、年々増加しています。 |
東京都海外進出
ステップアッププログラムとは
東京都は、海外においてまだあまり知られていない東京の中小アニメーション制作会社等の海外展開を促進し、アニメーション産業の振興を図るため、2016年より本プログラムを実施しております。
セミナー・ワークショップで身に着けたスキルを武器にコンテスト(東京アニメピッチグランプリ)に挑戦いただき、受賞された方々を対象としてMIFA出展支援を行っております。